期待の先にあったもの




私は、何か確信があって撮影に臨むわけではない。




心の中が響きで満たされる瞬間をじっと待つのだ。




あるいは、




奇跡のようなものを待つ。




すると、奇跡は必ず起こるのだ。





by ロベール・ドアノー

出展 : 『写真術』 ポール・ヒル/トーマス・クーパー著 







会場へ向かうまでの道で




一番始めに




目に飛び込んできた写真。













壁一面を覆う程大きなこの写真は




ロベール・ドアノーの代表作の一つ。





『パリ市庁舎前のキス』








会場の中にも素敵な作品がたくさんありましたが、




そんな中、



思わず足を止めてしまった作品が、出来事がありました。







目の前にあるドアノーの作品の中に




『 ROMI  』




の文字が…





!!??









実は、




これは、




裸の女性の絵を展示してある画廊のウィンドウを覗く人々の姿を撮影した連作で、




その画廊の名前が




『 ROMI  』





そして、この連作の名前は、





『 ギャラリー・ロミのウィンドー』





なのです。






そして、そして、弟が持っていたドアノーの写真集にも…。











ロベール・ドアノー生誕100周年の今年、




私も生誕30周年写真展をやることになるなんて…





素敵な偶然に





心が躍った一日でした。


















2 件のコメント:

  1. 久しぶりに見たら素敵な写真で満たされててなんだか心が綺麗になった気分!!!
    ありがと!ドアノーとの奇跡素敵だね!!!
    30周年楽しみにしてる!!
    なつこ☆ぐりこ

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  2. 見てくれてありがとう!!
    そして、素敵な感想も…☆
    素直にすごく嬉しいな。

    奇跡は起こり…

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