夕方と夜の闇の間にあるほんのわずかな時間
夜の闇に包まれる瞬間があります。
この様子を
夜の闇が視界をさえぎり、
垂絹が下りて向こうが見えなくなるさまに例えて
夜のとばりが下りる
というそうです。
このほんのわずかの時間帯
私はとても好きなんです。
今回はそんな
“夜のとばり”
のフレーズにグッと心を掴まれたこの作品を紹介します。
― 夜のとばりが下りる頃、愛はその深さを試される ―
そんな言葉で紡ぎだされる6つの愛の物語
『夜のとばりの物語』
映画 『キリクと魔女』 『アズールとアスマール』
で有名なフランスアニメーション界の鬼才
ミッシェル・オスロ監督の最新作です。
ミッシェル・オスロ監督といえば、
独特なタッチっで描かれる影絵に
引き込まれる人も多いのではないかと思います。
この作品ももちろん影絵で描かれているわけですが、
私が心を奪われたのは
“映像の色彩美”
“光と影”
“光と影”
”アート的要素満載のデザイン美”
この世界観がたまらなく好きでした。
フランスの動く紙芝居を見ているような
そんな映画でした。

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